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洋書 Bibliophile's Chitchat

読んだ洋書や日々の読書について語っています。

March Wrap-Up

すでに4月に入って1週間が経つのですね(汗)
3月のWrap-upをすっかり忘れておりました。早速3月に読んだ本のおさらいをしていきたいと思います^^

結果としては、3月は9冊読みました。私はオーディオブックは全く聴かないので、いわゆる「聴き読み」はしません。最近では時代に逆行し

Anti Kindle ムーブメント

を一人で実行しておりますwww

っていうのは大げさなんですけど笑 単純にKindle(私のは初代Paperwhite)で読むのが「便利なんだけど無機質」に感じてどーも手が伸びないんですよ。大体フォントの種類が少ないし(しかも気に入るものが無いw)、それになんか表示上の関係なのか単語と単語の間のスペーシングがちょっと違和感を感じて(変にpuncutateされてる感じ)読書のリズムが乱れます。よっぽどベッドの中でも本が読みたい、と思うときじゃないとKindleは電源を入れません。

で、さらにはKindleで読み始めても「あ、これ面白いかも♪」と思ったとたんに紙の本が欲しくなるんです笑 

ということで、今月も読んだ本は全て書籍版です。早速参りましょう。

 

The Great Gatsby (Wisehouse Classics Edition)

The Great Gatsby (Wisehouse Classics Edition)

 

今月最初に読み終えた本はこちら、F. Scott FitzgeraldのThe Great Gatsbyでした。
こちらは確か1年前くらいに冒頭(主人公の回顧録的描写)でいきなりつまづき、「今の私には無理だ」と諦めた本です。

1年経って再挑戦したところ、相変わらずぼやっとした部分が無いわけではありませんが今回は最後まで読み切ることができました。
個人的には彼の文章はとても美しいと思います。また、いかにも「後先考えずに今を生きる」、よく言えば自由奔放、悪く言えばhedonismに似た感じのキャラクターたちによるflippant でfrivolous な感じがすごく良く描かれていたと思います。

あらすじを全く知らないまま飛び込んだ(映画もレオ様派ぢゃないので観ていない)ので、終盤の展開にはビックリしましたし、一番感動した部分だったでしょうか。
GatsbyがNickに及ぼした影響が、美しい文章で印象的に語られていたと思います。

 

Kitchen

Kitchen

 

続いてはこちら。吉本ばななの「キッチン」の英訳版です。
私は基本的に「日本語の本は読みません」。これは翻訳版でもです。 日本人なんですけど、日本語の本、映画、ドラマには「全くと言っていいほど」惹かれません。観たいとは思わない変な人です(^^ゞ なのでこちらも原作を知らないまま、英語で読みました。
短大2年の卒業間近の時にアメリカ人講師から借りて読ませてもらって以来、3回目の読了ですが、こちら、驚くほど英文での描写も「繊細」です。
原作を知らないので原文がどうなのかも分かりませんが、壊れそうに繊細なキャラクターの心情、微妙な風景の描写、それこそ雨の匂いまで伝わってきそうなくらい美しい英文で物語が綴られます。お気に入りの1冊。中古でハードカバーを買いました。

 

We Were Liars

We Were Liars

 

続いてはhypeに釣られて衝動買いしたこちらです。
The Girl on the Trainのような、「イマイチ共感できないしホントのこと言ってるんだか空想上のことなのか良くわからない」主人公の視点から綴られる祖父が牛耳る(?)島で過ごした夏の物語。
文章は詩的で美しい。ラストにどんでん返しが待っています。

 

Six of Crows

Six of Crows

 

ツイ友のずらっぺさんとBuddyreadした超人気作品。Booktuberさんが褒め称える動画を見てあらすじも知らぬまま飛び込みました。
正直精神的に非常に疲れた作品。ストーリー自体はとても面白く、スリリングでキャラクターも非常に魅力的なのですが、いかんせん固有名詞に慣れず(大体発音の仕方すら分からんw)、ストーリーの流れに乗るまでに苦労しましたw
でも前述のとおり、さすが人気がある作品だけはあります。興味があればぜひ。

 

Thirteen Reasons Why

Thirteen Reasons Why

 

大体私が読むYAはBooktuberさんの動画で見たものが大半ですw こちらもその中の1冊。Clay Jenkinsの元に送られてきた13本のカセットテープ。中身は自殺したクラスメート(そして主人公が密かに思いを寄せていた相手)が吹き込んだ13の自殺の理由。
正直言って(まぁこんなのを書くのもなんですが)自殺の理由としてはどれも「弱い」気がしましたが、それが13も重なればやっぱり人生に絶望するようになるんでしょうか。。。 個人的にはこれを読んでなぜかThe Catcher in the Rye を読みたくなりました笑 (Clayがやりきれず街をさまよう様子が前述の本の主人公を彷彿とさせた)

 

The Storyteller (English Edition)

The Storyteller (English Edition)

 

Jodi Picoultにしてヒストリカル・フィクション。ちょっと影のある主人公のSageが大好きでした。Leoとのほのかな(ってわけでもないけど)静かに、そして自然に展開するロマンスも美しい。
ですが、ストーリー自体は非常に重いです。ナチスの管理下の下、虫けらのように命を奪われるユダヤ人たちの様子が静かで美しいながら時にナイフのように鋭い描写で描かれ、苦しくなります。
ラストは個人的には「もっと続きが知りたい!」と思わされた作品。

 

This Is Where It Ends

This Is Where It Ends

 

高校の講堂で突如起きた銃撃事件。犯人は中退した在校生の弟。
4人の生徒の視点から事件の様子が描かれていきます。非常にスリリングですし、銃撃シーンは描写もgraphicです。こういうのが苦手な方には向きません。(私は案外好きかもw)

ですが、これまたこういうのを書くのも不届きかもですが、犯人の犯行の動機が「薄い」気がする。これだけ恐ろしい犯行を起こす理由がこれ?とちょっと納得がいかないところもありましたが、逆に「だからこそこんな極悪非道な」犯行が起こせるのかもしれません。エンディングは切なくも美しい。Reminder に残しておきたい1作。

 

Fahrenheit 451 (Flamingo Modern Classics)

Fahrenheit 451 (Flamingo Modern Classics)

 

トランプくんがアメリカ大統領に就任してからやたら「1984」のようなデストピアン小説が人気みたいですけども。こちらはその代表作「1984」を敢えて避けて手にとった1作。まずはこっちかな、と(天邪鬼です、私)。

本が禁じられた近未来。必要な情報は壁に埋め込まれたフラットTVで1日中垂れ流し。かつて火消し役だったFiremen は今や密告を受けて本を所有する家に趣き、本人の目の前で「本を燃やす」のが役目。主人公のMontagは漠然と日々を過ごしてきたが、ある日クラリスという少女に出会い、「幸せ?」と問いかけられる。
それ以来、Montagは自分のFiremanとしての責務、自分の生活に対して疑問を抱くようになる。。。

Ray Bradburyですが。文章が非常に散文的です。あと、彼の作風は(まだ2冊しか読んでいませんが)「空想と現実の狭間」が非常にわかりにくい。二つの世界の推移が非常にシームレスなんです。なので「あれ、今ってMontagの想像上のことを語ってるの?」と常に頭がこんがらがる。

かと思うと時に非常に緊迫感のあるライティングで、読むのが止められないくらいところもあり。ラストは圧巻です。個人的には思っていたほどデストピアンな雰囲気は感じませんでしたが、「再生」の物語なのかな、と思ったりもします。もっともっと読み込んで理解を深めたい作品。

 

Crime and Punishment (Centaur Classics) [The 100 greatest novels of all time - #11]

Crime and Punishment (Centaur Classics) [The 100 greatest novels of all time - #11]

 

3月最後を飾るのはこちら。どどーん。 ドストエフスキーの「罪と罰」です。

こちら、思想小説というだけあって

思想についていけないw

部分も多々ありました。というか、こちらの小説、キャラクター同士の会話が「非常に長い」んです。そして会話の焦点があちこち飛ぶので、「結局何を言いたいんだろう」と思ってしまう部分も無かったわけではありません。
が。ストーリーとしては面白かったです。冒頭でRaskolnikovが犯行に及ぶ場面やその後の証拠隠滅のシーンなどはスリリングでしたし、家族やソーニャを取り巻くエピソードも面白い。
雰囲気的にはどよーーんと重くて、derilium 状態の主人公の心情とピッタリマッチしております。

が。
ラスト70ページくらい(主人公が自首しに警察に向かい、留置所に入り、ソーニャへの愛に目覚めるところ)からPage-turnerになります。特に自首しに向かう道中に主人公に訪れた変化の描写が素晴らしい。

非常に長くて「もうちょっと端折っても」と思わないでもない作品でしたが、読み応えのある作品でした。長いので、読むなら付箋をたっぷり用意して簡単なイベント(あらすじ、所感)をメモって貼り付けておくのがおすすめです。私も次はそうしますw

 

以上、9冊で読んだ総ページ数はざっくり2,923ページ。単語数は897,420語でした。

今はクラシックや大人向けの洋書を読んでいるので必然的にペースは落ちがち。4月に読み終えられる本の冊数は減りそうですが、今月も読みまくります!

 

では、長々とお付き合いありがとうございました~~!

Happy reading!