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洋書 Bibliophile's Chitchat

読んだ洋書や日々の読書について語っています。

Thirteen Reasons Why 読了

ご無沙汰しておりました~。さてさて、最近の読書の近況などをざらっと今日はご報告すべく、PCの前に向かっております。

先週末、Six of Crows を読み終えた後はJay AsherのThirteen Reasons Whyを手に取りました。

 

Thirteen Reasons Why

Thirteen Reasons Why

 

はい。こちらBookTubeでも話題に上ることが多いです。で、ワクテカしながら読んだのですが。。。

思ったよりblown awayはされませんでした。
いや、いい本だと思いますよ。読んでるときは次の展開が気になって止まらなかったし。
自殺の理由にしても、中には「あー、、、これは。。。」と思うものもあれば、「??」とイマイチ腑に落ちないものもあり、でも結局は snowball effectで理由の一つ一つが積み重なってどうしようもなくなって、ってことよね、みたいな感じで納得した感が。

なので正直、ストン、とは落ちませんでした。なんか理由付けに関しては弱いな、という感覚。

これ以上はネタバレになるので書けませんが、もう少し、、、って感じがしました。

あと、こちらの本、基本的には13本のカセットテープを送りつけられたClayの立場から語られるのですが、Hannah自身によって吹き込まれた自殺の理由を語るカセットテープを順番に聴いていく、という設定のため、Clayの視点からの説明(動作説明とかどういう気持ちでいるか、とか)とHannahのナレーションが常に交差するんですね。

よって、フォントで一応どっちが語ってるのか、は区別しているんですけれど、私にとっては区別がつきにくかったです。集中して読んでいるとついうっかり、Clayの視点に戻っていたのに気付かなかった、とかしょっちゅうありました。結果、あれこれ行ったり来たりしなくちゃいけなかったりとか。私だけかもしれませんけど。

トーリーとしては、理由付けが甘い点以外は非常にhaunting だな、と感じました。

自殺した理由の発端となった人物、13人に送りつけられた13本のテープ。そのテープを聞いている、ということは当該登場人物はHannahの自殺の直接的理由、ということ。

当該人物の名前も、具体的に何をされたのかも、包み隠さずHannahの口から語られる。そしてそれを、13人の人物の知るところとなる。

これ、キツイな、と思いました。個人的には。
自分がしたことが一人の人間を自殺に追いやった。そして、他の12人がHannahに対して行った仕打ちの詳細も知ってしまう。それにより、知人を見る目が変わってしまう。

うわー、、、という感じでしたね。

あと、Hannahに密かな恋心を寄せていたClayの苦しみが辛い。

ここは辛かったです。カセットテープを聴き始めて、自分の中で消化しきれないなんとも言えない辛い気持ちに苛まれるClay。夜が更けていってもこのままじゃ帰れない。家ではこのテープを聴く気にはなれない。Hannahから送られてきたMapに記された場所をひとつひとつたどっていくClay。

この辺、不思議とThe Catcher in the RyeのHauldenを彷彿とさせ、またThe Catcher in the Ryeが読みたくなりました。一昨年読んだときは全く共感できなかったんですけど、今読んだらどうなのかなあ、と思ってみたというか。

長くなりましたが、感想としては、

好き!!! ってわけじゃないけど、何か心にいつまでも残る本

って感じです。本を閉じてからもう4日くらい経ちますが、まだ強烈にそれぞれのシーンが残っている、というか。
なんともいたたまれない気持ちになるというか。

 

Goodreadsでは3.5★をつけましたが、今となっては★4つでも良かったのかしら、と思います。

一読の価値はあると思いますので、興味のある方はぜひ。