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洋書 Bibliophile's Chitchat

読んだ洋書や日々の読書について語っています。

A Monster Calls 読了

The Nixを終えたあと、併読しているBecoming Nicoleもなかなか進まない(字が割と小さいんですw)ので、何かさくっと読めるものが読みたいわーと思って手に取り、読み終えました。 

A Monster Calls: Inspired by an idea from Siobhan Dowd

A Monster Calls: Inspired by an idea from Siobhan Dowd

 

こちら、映画化もされたんでしたっけ?GoodreadsのBook Community でもBookTuberさんたちの間でもかなり評価の高い本でして。

「泣くよー」とも聞きました。なのでホントはそういう気分でもなかったんですが、まぁいいやと読んでみたところ、

あんまり「来ません」でした。

イラストレーションは素晴らしいし、ストーリー自体も悪くないです(上から目線ですが)、しかしながらどうも心に響きませんでした。

13歳のConorは心に闇を抱えていて(その闇は終盤にならないと明かされない)、心を誰にも開かない感じ。劇中も終盤になるまで感情を吐き出しません。
母親の病状について、そして今後について父親やおばあちゃんが話をしようとしても、それを逃げる。
そりゃ、13歳の少年にとっては直視したくないことかもしれませんが、私には「単なる逃げ」としか感じられませんでした。
読み終えて振り返ってみると、全てを知った今振り返ってみると、そりゃ口をつぐみたくもなるかもしれないなぁとは思います。母親と2人暮らしの少年が直視するには重すぎる現実や葛藤。でも、苦しいときは苦しいって声に出していいのに。甘えてもいいのに、とも思いました。

Conorにもいまいち共感できないまま物語は進みます。感情こそぐわっ、と鷲掴みにされなかったものの、「読むのやめようかな」とは思いませんでした。なので力はあると思います。ライティングに。

個人的にはMonsterのナレーションが好きです。威厳があるんだけど、どこかユーモラスな部分も垣間見れて。ConorとMonsterの会話は読んでいて楽しかったですね。

The Fourth Tale以降は「なるほど」という展開でした。ここでConorの、そして周りのみんなの反応も変わる。ここからは面白かったです。でもラストはちょっとunderwelmed という感じでした。もうちょっと何か欲しかった。

こう、「うわあああああ」ってなってしまうような何かが。

何度も言いますが、悪くはないです。面白い。でも4つ★とか5つ★という本ではなかった。少なくとも私にとっては。

でも読んだことに後悔はないです。好きな方は好きかもしれません。これ。