読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

洋書 Bibliophile's Chitchat

読んだ洋書や日々の読書について語っています。

The Paper Bag Christmas 読了

洋書レビュー

 やられました。完全にもってかれました。多分今年最高に泣いた本のうちに入るかもしれません。

The Paper Bag Christmas

The Paper Bag Christmas

 

クリスマスものは心が温まるものが多いのでホロっときがちなんですが、こちらの本はChapter 11からのChristmas Pageant のシーンがもう、、、泣いた、泣いた。

こちらはPrologue も面白いです。大人になった男性が今も忘れえぬ子供の頃に体験したクリスマスを振り返り綴る…という始まりかたをします。

9歳のMoler と11歳のAaronは両親に連れられ、サンタ(いわゆる商業サンタ)に会うためモールに出かける。そこで出会ったサンタ(Dr. Ringle)は両親の古い友達で、ひょんなことからMolerとAaronはDr. Ringle扮するFather ChristmasとともにElvesとして病院の小児科病棟を訪れ、子供達からクリスマスにほしいものリストを回収することになる。

病を抱える子供たちとの関わりを通じて、色々なことを体験するMolerとAaron。ふたりはやがて、形ある「お金で買えるもの」よりも大事なものを学んでいく。

 

基本的に回顧録みたいなものなので、淡々と進みます。レビューが高評価だったのに対しあんまり感動しどころがなかったので(ちょこちょこはありましたが)「あー、ひょっとして外したかな」と思わないでもなかったのですが。。。

先ほど書いたChristmas Pageantのシーンはもう感動ものです。Madhukerが演じる4人目の賢者(wise man)のセリフで一気に感動が堰を切り、涙がボロボロ出てきて止まりませんでした。

クリスマスを祝う意味はなんなのか、プレゼントがただmeterializedされたものになってないか、みんなクリスマスの本当の意義を忘れていないか?
そんなことを静かに、でも力強く訴えかけてくるシーンでした。

その後の展開はまぁ予測できるといえばできましたし、いかにもなハッピーエンディングなのですが、それでもやっぱり感動してしまったわけで。

エピローグもなかなかです。あの忘れえぬ冬に小児科病棟で出会った子供たちが現在の生活にどのように絡んでいるのか、はなかなか面白い、微笑ましい展開でした。最後はちょっとだけ「いや、セリフなのは分かるけどもう少し行間空けるとか、余韻欲しかったねー」と思いましたが、いい本でした!

一体あと何本のクリスマス本で泣かされるんでしょうかw

いずれにしても、前半がイマイチだったのとラストでちょっと減点し、★4.5!