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洋書 Bibliophile's Chitchat

読んだ洋書や日々の読書について語っています。

NOS4A2 読了

洋書レビュー

昨日は夜更かし。今日も早起きして読みましたよ、Joe HillのNOS4A2 。

 

すっごい面白かったです!!!

 

あーでも、ラストの終わり方がミョーに期待を抱かせるような。。。Creepyなのに希望の光が、みたいな。なんだろこれ。

ペーパーバックでも690ページくらいあります。長いです。
特に最初の方は面白いんだけど、昨日お話したように私は

 

常に Creepy! Creepy! Creepy!!((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ

 

を求める人です。
よって「だるいなぁ」と投げ出したくなる・⌒ ヾ(*´ω`) ポイ ときもありました。

が、読み終えた今なら分かる。Joe Hillの本は長いけど、長いのにも理由がある。

というか、世界観やキャラクター設定、更にキャラクターの性格を浮き彫りにするエピソードなんかにむちゃくちゃ時間とページを費やす作家さんだな、というのが私の感想です。

だるいんだけど、だるいながらも面白いです。以前ちょろっと書いたように、Creepyさが文章に滲み出ています。

あんまり書くのもネタバレなんでしょうけど、文章力っていうのかなぁ、ライティングも独特。

1つのチャプターから次のチャプターへ移るのに、文が完全にピリオドで終わらない(!)こともあるんですw

それだけでもうサスペンスフルですよ。「え?!どうつながるのこれ?!」と。

初めて目の当たりにしたときは印刷ミスかと本気で疑いました(笑)

でもそれが、ミョーなサスペンス感を扇いで止まらなくなる。

あと、CAPSの使い方とかね。キャラクターの喋り方の表現をセリフでしたりとか(読んだ人は分かるはず!ヒント:Maggieです)。これがまたCreepyさを増長するんだな。

常に背筋ゾクゾクってわけではないんですが、

気味悪いときは本当に気味悪いです。

表現がやたらリアルw
「ひえええええ」と何度言ったことか(泣)

ストーリー展開もすごい上手い。だるいなーと思った頃に爆弾仕掛けてくる。
んで、飛び起きて読む、みたいな(笑)

最後の方はもうすごいですよ。めちゃくちゃ興奮します。主人公のふたりがめちゃくちゃ超人的w まぁ一人は人間じゃないけど。

キャラクター描写も本当に素晴らしい。あとね、これ書いておきたいんですけど、700ページ近くにもなると、とてもじゃないけど1度や2度では読めません。
実際私も読み直してから1週間近くかかってます。つまり、細切れにしか読めない。かなり頑張ったけど。

となると、「キャラクターの設定やバックストーリーを覚えていられるか」という不安が常に付きまとうんですね。

が、Joe Hillの上手いところは、ちゃんと再登場したときとかに「これはあの時に出てきたこういうキャラだよ」と説明してくれるような描写がちゃんと付いてるんです。
名前だけポン、と出して「え、これ誰?!」というようなことがない。そりゃ完全には覚えきれていないかもですけど、でもストーリーを追うに十分な情報はくれる。なのでスムーズに読み進められる。

何回かここやツイッターで「長いよー、まだ核心に迫らないのー?」と愚痴ったこともありましたが、今は読んで良かったと思ってます。
ホラーなのでちょっと気味悪いけど、そこまでではない。あと、この本は気味悪いだけの本ではないです。Joe HillのThe Firemanを読んだときにも思ったんですが、彼は人間ドラマを書かせても一流ではないかと思ってます。
ドラマティックな部分は本当にドラマティックに書く人だなぁと。
切ない部分はほんと切ないです。(特に最後のLouとVicの。。。ああああああw)

 

は、いいとして。
うーん、Wayneがこの先どうなるのか心配な終わり方…(^_^;) でも大丈夫かなぁ。

とにかく、なんだかんだ言いながら楽しませてもらいました!

長いので覚悟は要りますが、面白いです!

 

NOS4A2: A Novel

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