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洋書 Bibliophile's Chitchat

読んだ洋書や日々の読書について語っています。

January & February Book Haul!

Book Haul

ということで。まだ2月は終わってもないのです、が。。。

案の定買いまくっております。予算厳守はどこへ行ったんだ、状態で買いまくっております。

さて、早速ですが「やっちまった・・・」と言いながら買ってしまった本たちをご紹介! あ、ちなみに順は不動ですのでw

 

The Book Thief: 10th Anniversary Edition

The Book Thief: 10th Anniversary Edition

 

まず新年早々買ったのがこちら。BookTuberさんたちの間でも人気のThe Book Thief。確か映画にもなってるんですよね?こちらは私の好きなヒストリカル・フィクションでもあるということで、そのうち読みたいと思っております。ちなみに表紙買いの本領発揮でこちらの10th Anniversary Editionを買いました。この表紙が一番いい感じがして。はい。

 

A Monster Calls: Inspired by an idea from Siobhan Dowd

A Monster Calls: Inspired by an idea from Siobhan Dowd

 

すでにレビューもアップしておりますが、こちらもThe Book Thiefと同じタイミングで購入。こちらもBookTuberさんたちの間で人気でしたし、「泣くよー」と言われていたので、「どれどれ」と購入。結果はそこまで泣きませんでしたけど、ね(^_^;) 個人的にはそこまで響かなかった1冊。

 

The Night Circus

The Night Circus

 

そして上記2冊と併せて購入したのがこちら!泣く子も黙る(?)The Night Circus。BookTuberさんたちもこの時期、よってたかって読んでいたのでついついポチッとな。まだ読んでませんが。。。いつ読むことやら。でも実はちょっとintimidatedされてますw

 

Holding Up the Universe

Holding Up the Universe

 

こちらはBook Bloggerさんの My Favorite Books in 2016 みたいなポストを読んで気になった作品。表紙も綺麗ですし、あらすじ読んだらどうもこちらもMental illnessを抱える少年が出てくる模様。はい、私実はシリアス系YAが好きかもしれませんね。ふわふわ優しい、fluffyなものよりも。

 

Fangirl

Fangirl

 

こちらは「よく考えたらあたしの本棚には明るい気持ちになれるような本がない!」と気づき、とりあえずRainbow Rowellの本の中で1,2を争うこちらをゲット。でも今んところ「気分じゃない。。。」ので果てさていつ読むことやら(笑) まぁ、保険です、保険。積ん読万歳w

 

Everything I Never Told You

Everything I Never Told You

 

こちらもシリアス系YAです。AMAZONくんのおすすめと、渡辺由佳里さんも絶賛していたのでポチッとな。こちらはそこまで厚くないし、近いうちに読もうと思っています。

 

Thirteen Reasons Why

Thirteen Reasons Why

 

こちらはBookTuber のReadbyZoeちゃんの動画で知りました。自殺した少女がカセットテープに残した自殺の理由。なんか面白そうで読んでみたいなーと思って。表紙も好きです。

 

When Breath Becomes Air

When Breath Becomes Air

 

こちらは私にしては珍しいNon-Fiction。今年の目標は、もっと幅広いジャンルの本を読む、なので苦手なノンフィクションにも手を出してみようかなぁと思って。で、紀伊國屋書店洋書部さんのツイッターフィードにやられて買いましたw 
読みましたけど、文学青年でおまけにお医者さんが書いた本なので非常に文章は美しいとは思いますが、医学用語も沢山、おまけにChristianity とHumanityなど、人生の終わりを目の当たりにして人生の意義を振り返るというちょっとover my head な概念が語れていたので、読み終えましたがもう一度読まねばいかんなぁと思っています。

 

Between Shades Of Gray

Between Shades Of Gray

 

 私は実はヒストリカル・フィクション、好きです。こちらは第二次世界大戦中かな?リトアニアで起きたroundupと、そこで捕らえられた人々がシベリアに送られる様、そしてそこでの過酷な生活を16歳の少女、Linaの目線から描いたYAヒストリカル・フィクションです。これ、ラストがいいんだわー!

 

Becoming Nicole: The Extraordinary Transformation of an Ordinary Family (English Edition)

Becoming Nicole: The Extraordinary Transformation of an Ordinary Family (English Edition)

 

 そしてこちらもNon-Fiction。これは良かった!!! ノンフィクションなのにフィクションを読んでいるような感じですし、何よりいかに自分たちが偏見に満ち溢れ、表面しか見ていないか、虐げられている人たちの心の声に耳を傾けていないかをいやってほど思い知らされます。ぜひこれは皆さんにも読んでいただきたいです。大事ですから!

 

We Were Liars

We Were Liars

 

こちらはMollie Readsちゃんのビデオでオススメされて買いました。こちらもシリアス系YAだと思います(あらすじあんまり読んでないw)こうして見るとYA多いなー!
だって面白そうな本が多いんだもん。。。w

 

The Nix

The Nix

 

 おっと、こちらを忘れてどうするw 新年買い初めがこちら!洋書ファンクラブ主催の「これを読まずして年は越せないで賞」で大賞に輝いた作品です!
いやー、こちら、面白かったし、作者さんの文才には舌を巻くものがありましたが、いかんせん長いw でも面白さは太鼓判押します!

 

Lilac Girls: A Novel

Lilac Girls: A Novel

 

ヒストリカル・フィクション大好きな私がついついあらすじに惹かれてポチッとなしたのがこちら。ナチスの人体実験の被験者を助けた女医さんの話?だったかな?Book Depositoryでポチッとなしました。今こっちへ向いて必死に飛んできてます。到着が楽しみ~~!

さて、ここから先はお友達に頼んで購入してもらっている本たちです。届くのはもう少し先ですが、ご紹介♫

 

Lab Girl

Lab Girl

 

こちらも「これ読ま」でオススメされていたノンフィクション。こちらも「もはや文学」という感じなので楽しみです!今年の目標は月に最低1冊はノンフィクションを読む、ですからね。momentumを失わないように、とりあえず購入w

 

Truthwitch (Witchlands)

Truthwitch (Witchlands)

 

こちらは最近WindwitchがBookTuberさんの間で超絶評判なので、「読んでみたいなぁ~」と呟いていたもの。すると、お友達からの『BookOutletでハードカバー3.99ドルだよ~~』という悪魔の(天使?)囁きが。。。当然ポチッとな。いや、ハードカバーでその値段って有り得んやろw 

 

で、これだけ買ったらもういい加減置いとけ、自分w って感じだったのですが…

 

Carve the Mark (Carve the Mark 1)

Carve the Mark (Carve the Mark 1)

 

 11月のwrap-upでBookTuberさんたちがこぞってレビュー動画をアップしていたこちらと

 

The Jane Austen Book Club

The Jane Austen Book Club

 

 ツイ友さんのBook Haul画像に載っていたこちらをついポチッとな…(。-_-。) こちらの本は映画版を先に見ています。原作はどうなのか、楽しみー♫

 

で、これで終わるかと思いきや。

昨日Peruse ProjectのRagenちゃんの動画を見て

 

This Is Where It Ends

This Is Where It Ends

 

この子が非常に読みたくなった。こちらはたぶん faint of heart な人には向かないです。アラバマ州でのmass shooting を4人の目線から綴った小説みたい。YAですが、こういう社会的なものも好きだったのね、自分、という感じで到着を楽しみにしております!

おっと、社会的と言えばこちらも予約購入していました。今月末にリリースですが。

 

The Hate u Give

The Hate u Give

 

いや、買ったのはこの表紙じゃありませんよ。これとは違うバージョンのハードカバーなんですけど、black life matters movement に関連したYAです。白人警察官によるいわゆるpeople of colorに対する不公平な扱い、みたいなのがたぶん描かれているのではないかと。こういう社会的なものもYAから入ると入りやすいかもですね。個人的にはこういう本、好きです。はい。

で。

今んとこ最後に買った本は

  

Hidden Figures: The Untold Story of the African-American Women Who Helped Win the Space Race

Hidden Figures: The Untold Story of the African-American Women Who Helped Win the Space Race

 

 こちらです。Non-fiction。NASAの「人類月計画」を影で支えたアフリカン・アメリカンの3人の女性たちについてのノンフィクション。別に私、feministじゃないですよ。むしろ「女性の地位獲得!」とかってしゃかりきになるの、嫌いです。正直言って。

そりゃ明らかな男尊女卑って嫌いだけど、別に人それぞれ考え方はあるんだし人生に望むものも違うんだから、女性皆が皆管理職になりたいとか会社のトップになりたいとか願ってるわけやないやん?それが全て、みたいに押し付けなくてもいいんじゃない?的発想の人なので、そういう「頑張りましょう!女性!」アピール的な本は嫌いかもw
しかし。こちらは単純に面白そうだなあ、と思いました。NASA、好きですし私。
月、好きですし、私w 

 

ということで!

Ridiculously big book haulって感じですが。。。ほんと、いくら「来月は本買わない!」って決めても抑えられないです。。。(。-_-。)

でも、だいぶ本棚が埋まってきたのでなんとか読む(消費)も追いつきたいなと思っております!

以上、Book Haulでしたー!  

A World Without You 読了

洋書レビュー

 Booktuber のMollie Readsちゃんを号泣させたこの本、昨日の午後読み終えました。

A World Without You

A World Without You

 

あらすじもほとんど読まぬまま、ただMollieちゃんを泣かせたくらいだからいい本のはずだ、という半ば盲目的な直感で買ったこの本ですが。

いやーー、良かったです。

正直、この本はどうまとまるんだろうと思いました。好きとも嫌いともどっちともつかない感情のまま、でも止められずどんどん読んでいった感じ。
最初、「え?これってどういう話なんだっけ?」と思いましたし、本に書いてあることを素直にそのまま受け取っていいのやら悪いのやら分かりませんでした。だって、主人公のBoを始め同じ学校というか施設にいる友達は皆特殊能力を持っているという設定だし。

ライティング的には、取り立てて文章が綺麗とかは感じませんでしたが、先ほども書いたように先へ、先へと駆り立てる力があります。また、語彙的にも楽だと思います。よほどのことがないと辞書を引かずに読める本というのはYAでも滅多にありませんが(基本的に知らない単語は全部辞書引く派)、こちらは医学用語以外はスラスラ読めました。(おっと、語彙復習せねば…(。-_-。))

また、感情を揺さぶるようなそういう力を持った文体だなぁと感じました。読めば読むほどじわじわくる感じ。

個人的にはBoの妹のPhoebeが好きでした。一見施設送りの兄のBoとは違ってstraight-Aの生徒だし、従順だし、何より「普通」。だけれども実は彼女はそんな自分が嫌で。
一度でいいから、兄のようにありのままの自分でいられたら、と望んだりもする、普通の葛藤を抱える普通の女の子で。

また、Phoebeの目線を通していかに家族全体が「壊れて」いるか、でもそれをひた隠しに「何事もなかったかのように見せようとする」両親の姿も浮き彫りになったりするところも面白かったです。

基本的にはBoの目線からこの物語は語られるのですが、いきなりPhoebeの目線に変わったりすることもあるので、最初は戸惑いました。よく見たらチャプター番号の下にちゃんと誰の目線から語られているのか分かるようになっているんですけどね。そこが最初は戸惑ったかな。

残り70ページくらいから段々Boの考える「現実」と周りが捉える「現実」とのギャップが浮き彫りになり、そしてどっちの考える「現実」が真実なのかが明らかになってきます。そしてそこからが「重い」。

ここまで読むとBoに感情移入するようになってくるので、「現実」が何を意味するのか、がわかってくると非常に切ない気持ちになってくるんです。時々「読み続けたいんだけど、辛くて読めない」という気持ちで本を置くことがありました。深呼吸しないと辛い、というような。

最後の数チャプターは非常に苦しいです。で、そのあとのエピローグで

泣きました。

最後のエピローグはPhoebeの目線から語られるのですが、この中に出てくるPhoebeとBoのダイアログの中でBoが言うセリフで

涙腺破壊

されました。

だって、だって。

 

あの決断を下したあとで、

あれだけの苦しみを味わったあとで

尚且つ、こういうセリフがBoの口から出てくるとは!

 

そう思ったら、一気に感情がぶわーーーーーっと吹き出しました。

ラストは非常に綺麗にまとまっています。とっても美しい。まるで晴れた青空のような。

 

こちらの本は結局mental illnessについてのYAですが、重すぎたりはしないです。
軽くもないけど、重すぎることもない。
ただ、mental illnessを抱える当事者とその家族の状況がうまく描かれています。

おすすめです。

 

Becoming Nicole 読了

洋書レビュー

昨日、ずっと読んでいたBecoming Nicoleを読み終えました。 

Becoming Nicole: The Extraordinary Transformation of an Ordinary Family (English Edition)

Becoming Nicole: The Extraordinary Transformation of an Ordinary Family (English Edition)

 

The Nixと並行で読んでいたので時間がかなりかかりましたが、いい本だった!ノンフィクションでここまで楽しんだのは初めてでした。(私基本的にノンフィクションはいまいち…の人なので)

この本を書いた作者のことは全く知らなかったのですが、どうやらピュリッツアー賞を受賞した方のようで。なるほど、どうりで文章に説得力と力があるわけだ。

通常のMemoirs や自伝ものにありがちなfirst person (I am.../I was...)のような感じで語られておらず、Nicole was... のようなthird person、つまり第三者の立場から綴られていくので、すーっと入り込めました。

何よりね、ノンフィクションなのにノンフィクション読んでいる気がしなかったんです。ずっと。

最初から最後までフィクションを読んでいるかのような気持ちでした。
そして、Wyattがわずか2歳で感じ出した自分の「性」への拒絶感が何と切実に感じられたことか。
心の中は女の子なのに、自分の気持ちの向くままにふるまうことが許されない。

He gets to be what he is, but I don't.

Wyatt(後のNicole)のこの言葉が胸に突き刺さりました。

そして、当然のことながらNicoleにつきまとう偏見、いじめ、そして教育機関の怠慢さ。(いや、怠慢じゃなかったのかもしれないけど、Nicoleを守ろうとはしなかった)
あらゆることに読みながら苛立ちを感じざるを得ませんでした。時にはあまりに苦しくて本を閉じざるを得ませんでした。

「性は女か男か、二つしかない。神の思し召しで持って生まれた身体、性を変えようとするなんて冒涜だ」

このような信念のもと、Nicoleのたった一つの願いを踏みにじろうとする周りの大人たち。(子供たちは案外受け入れるんですよ、何の抵抗もなく)
Nicoleの気持ち、切実な願いをまったく無視して自分たちの都合のいいようにルールをねじまげようとする大人たち。

そう、問題は私たち、大人。偏見と固定観念に縛られた、私たち。

読みながら、何度も何度も自分に問いかけました。

「もし子供時代の友達がtransgenderだったら、自分は彼を、彼女を遠ざけたんだろうか?」

「もし姿も心も振る舞いも全く女の子、でも身体は男の子が自分と一緒の女子用トイレに入ってきたら、『一緒のトイレ使うのなんて嫌だ』と拒絶感を示したんだろうか」

と。


そして、一時は「みんな根性が腐ってる。人間ってなんてこんなに小さくて汚いんだろう」と自分が恥ずかしくなりました。

この本には、そういったことを考えさせる力があります。

そんな辛く、苦しい時期でありながらも必死で、全力でNicoleを支え続け、正義を求め続けたNicoleの家族たち。母親のKelly, 父親のWayne,そして双子の兄?Jonas。個の家族は本当に素晴らしかったです。父親のWayneにとっては、非常に辛かっただろうな、と思います。男親だからこそ、双子の男たちを養子に引き取るとわかった時、「あれもしたい、これもしてやりたい」と希望に胸膨らませていたでしょうから。

そんな彼の変化も、読んでいて心が洗われるようでした。

是非、是非、この本を手に取って見てください。この本はNicoleたちの闘いの日々だけではなく、性やtransgender がなぜ生じるのか、そういったことにも触れています。(ご心配なく、そこまで難しい英語で書いてはないです。)
きっと学ぶことが沢山あると思いますし、今私たちがこの物語を読み、理解することは非常に大切だ、と私は考えます。

私はPBを読んでいましたが、この本はお友達にお願いしてハードカバーを手に入れてもらいました。

この本は私にとって非常に大切な本です。今年読んだ中での最高作品に、間違いなく入ります。

皆さんにも、大いにおすすめします。

A Monster Calls 読了

洋書レビュー

The Nixを終えたあと、併読しているBecoming Nicoleもなかなか進まない(字が割と小さいんですw)ので、何かさくっと読めるものが読みたいわーと思って手に取り、読み終えました。 

A Monster Calls: Inspired by an idea from Siobhan Dowd

A Monster Calls: Inspired by an idea from Siobhan Dowd

 

こちら、映画化もされたんでしたっけ?GoodreadsのBook Community でもBookTuberさんたちの間でもかなり評価の高い本でして。

「泣くよー」とも聞きました。なのでホントはそういう気分でもなかったんですが、まぁいいやと読んでみたところ、

あんまり「来ません」でした。

イラストレーションは素晴らしいし、ストーリー自体も悪くないです(上から目線ですが)、しかしながらどうも心に響きませんでした。

13歳のConorは心に闇を抱えていて(その闇は終盤にならないと明かされない)、心を誰にも開かない感じ。劇中も終盤になるまで感情を吐き出しません。
母親の病状について、そして今後について父親やおばあちゃんが話をしようとしても、それを逃げる。
そりゃ、13歳の少年にとっては直視したくないことかもしれませんが、私には「単なる逃げ」としか感じられませんでした。
読み終えて振り返ってみると、全てを知った今振り返ってみると、そりゃ口をつぐみたくもなるかもしれないなぁとは思います。母親と2人暮らしの少年が直視するには重すぎる現実や葛藤。でも、苦しいときは苦しいって声に出していいのに。甘えてもいいのに、とも思いました。

Conorにもいまいち共感できないまま物語は進みます。感情こそぐわっ、と鷲掴みにされなかったものの、「読むのやめようかな」とは思いませんでした。なので力はあると思います。ライティングに。

個人的にはMonsterのナレーションが好きです。威厳があるんだけど、どこかユーモラスな部分も垣間見れて。ConorとMonsterの会話は読んでいて楽しかったですね。

The Fourth Tale以降は「なるほど」という展開でした。ここでConorの、そして周りのみんなの反応も変わる。ここからは面白かったです。でもラストはちょっとunderwelmed という感じでした。もうちょっと何か欲しかった。

こう、「うわあああああ」ってなってしまうような何かが。

何度も言いますが、悪くはないです。面白い。でも4つ★とか5つ★という本ではなかった。少なくとも私にとっては。

でも読んだことに後悔はないです。好きな方は好きかもしれません。これ。

The Nix 読了

洋書レビュー

 ツイ友のずらっぺさんとBuddyreadしていたThe Nix、ついに昨日読み終えました! 

The Nix

The Nix

 

 いやー、めっちゃ長いというかwordyに感じましたが、読了感はほかの多読仲間さんも仰ってましたが、「案外爽やか」でした。

というのも、全編を通してどこかsarcasticでブラックユーモア的な感じが漂うのに、終わりがこれとは。。。違う意味で驚きでした。でも終盤は先へ、先へ、と止まりませんでしたけどね。すごく綺麗にまとまったな、という印象です。

こちらの本は渡辺由佳里さんの「これを読まずして年を越せないで賞」で大賞を受賞したことから、ツイ友のののさんにお願いしてゲットしてもらいました(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノ

で、読んだ感想としては

言葉の使い方が上手い、というか他にはない特徴がある

というのが真っ先に来ます。

お気に入りのチャプター4、Argumentum Verbosium では女子大生の典型的と思われる喋り方(マシンガンみたいな感じで相手に口を挟む余裕を与えない)を見事に表現し、さらに終盤(チャプター名忘れたw)では2文目のセンテンスが

延々とチャプター丸ごと続く

という離れ業をやってくれました(笑)

いや、冗談じゃないですよ。後ろに( )内の補足情報とか付け加えたりカンマで区切って新しい情報追加したりとか延々続けて気がついたらチャプターが終わるまで文が終わらないという。でもすごいのがそうやって延々と読んでいるうちに、文章が終わらないことに違和感を感じなくなってくるんです。気がついたら夢中になって読んでる。すごいなーって思いました。

登場するキャラクターはみんなどこか荒んで、壊れています。でも、そんなキャラクターたちが終盤になると変わっていく。その過程が読んでいて「ふむふむ」と面白く感じました。物語の終わりは本当に爽やかでむしろ心がほんわかする感じがしました。
物語の始まりはこういう展開になるとは思いませんでしたけどね。

長い分、キャラクターの背景とかも非常に緻密に描かれています。2011年の現代と1968年の母親の若い頃の時代を行ったり来たりして物語を紡いでいきます。なぜ2011年に母親があのような行動を取るようになったのか、が緻密に、丁寧に描かれます。時には「それ、要る情報??」と思うくらい長く感じたこともありましたが、でも「どっかでこれが繋がるハズ」という気持ちがとにかく進もうと掻き立ててくれたというか。
で、もう一つすごいなと思ったのが、それだけ長いし情報量も結構多いので、「果たして全部覚えてるかしらー」と思いきや、作者がうまーく「この人はこういう場面で出てきたんだよ」的な情報を入れてくれているので、「あ、そうそう、この人はこういう人だったっけ」と記憶を呼び起こすことができる、というか。「この人誰だっけ」と迷わなくて済んだところもまたすごいな、と思いました。

で、終盤になるとパズルがひとつひとつ繋がるように見事にぴたっと収まって「あああー!こう来たか!」という瞬間がいくつもありました。

この本をどうカテゴライズしたらいいか正直分かりません。

でも、個人的にはこれは「やり直し」とか「償い」とかそういう物語なのかなぁと思いました。

シニカルで皮肉に満ちてるし暗い部分もあるけど、でも最後は綺麗に収まるっていうか。しかもそれが見え見え~~な感じではなく自然にまとまっていく。

デビュー作とは思えません。長いけど、おすすめです。

ちなみにペーパーバックでもずーっと抱えているとかなり重いですよw 久々に肩こりに悩まされました。でもこれは個人的にはハードカバーで欲しい気がします。はい。

My Everyday Routine (英語編)

英語学習

こんにちはー( ノ゚Д゚)

英語関連の記事を書いた時に結構アクセスが多いみたいなのでw 
今日は私が日々どういう感じで毎日を送っているか「英語時間」の内訳を書いてみたいと思います。

具体的に「何を」「どのタイミングで」やっているのかroutineみたいなものですね。

ちなみに最近はもっぱら「ゆるゆる」です。以前はもっともっとintensiveでしたし、真面目だったんですけど。。。(^_^;)

ま、いいや。私の1日はこんな感じです。

 

1.起床後

 これはその日の気分によってマチマチです。
 毎朝6時に起きるのですが、そこから30分間は

  • 語彙の復習(日本語訳を見て英単語をタイピング)
  • 読書 

 のいずれかをします。以前はもっぱら語彙でしたが。。。
 もっと気が向いてお弁当を作る気になっていたら、耳にイヤフォンを突っ込んでリスニングします。

2.身支度~朝ごはん 

 この時間はリスニングに費やします。

  • CNN 10
  • NPR Hourly Summary (4~5分程度のニュース)
  • YouTuberの動画 

 いずれかを見ます。大体20分程度ですか。

3.読書 

 ごはんを食べてから家を出る準備を始めるまで大体10分程度空くので、この間にも読書をします。ってもレベルによってはせいぜい4ページ進めればいい方ですが。。。

4.通勤時間 

 私は車通勤です。本当は道路交通法上危険なんでしょうけど、

  • ミュージシャンのインタビュー音声
  • CNN Student Newsなどの録音音声
  • YouTuberのVlog音声
  • その他過去に取りためた素材 (バイリンガール英会話、Japanagosその他)

 の中からその日の気分に合わせてiPhoneに移し、シャドりながら(なんちゃってですよ)通勤します。大体25分くらいかかります。

5.昼休み 

 うちの会社ではみんなデスクで昼食をとるので、その間は

  • The Japan Times
  • The Japan News
  • The Asahi Shimbun
  • The New York Times
  • TIME 

 の中から気になった記事を読みます。大体15分前後ですかね。

その後は普段から本またはKindleを持ち歩いているので、残り30分前後くらい読書をします。

6.帰宅

 帰りも朝と同様、シャドりながら帰ります。25分程度

7.夕食の支度 

 この時間も貴重なリスニング時間、もしくは読書タイムです。例えば鍋に材料を入れて煮込むだけーとかそういう料理の時は材料だけ仕掛けてソファにどっかりと座って読書します。
 そうでなければ、耳にイヤフォンを突っ込んだままリスニングしながら料理します。

8.夕御飯

お行儀が悪いですがw この時間も貴重なリスニング時間。大概YouTuberの動画を見ながら食べるか、真面目な気分のときはThe White House Briefing みたいなものを観ながら(報道官はオバマ政権のときのJosh Earnest氏の方が断然好きですけどね)もぐもぐします。

9.夕飯後~お風呂に入るまで 

 帰宅時間にもよるのですが、30~1時間くらい時間ができるので 

  • 読書
  • 語彙 

 もしくは両方こなします。

10.その後~就寝まで

この時間はもっぱら読書に費やします。
 途中で休憩したくなったりしたら途中で短めの動画を挟んだりしてリスニングする時もありますし、音楽を聴いたりします。
 ちなみに最近は運動不足なので本を読みながらスクワットをしたり、筋トレクッションなるウレタンフォームの中にバネが入っているクッションみたいなものを膝の間に挟んだりして気持ちだけの運動をします。
 (結果、ぜーはーする時もあるw)
大体時間にして1時間半~2時間です。

 「語彙やっておかないとなー」と思うときは語彙の時間を気が済むまで入れたりします。

 

こんな感じでしょうか。
平日はこれを毎日繰り返します。

以前はこれにGIUなんかの文法や、ディクテーションもやってたんですけどね、今はディクテーションなんて気力はありません笑
それに、ディクテーションは善し悪しありますからね。
「音を掴む」という点での利点は認めますが、「努力しているのにいつまでたってもa, the, anなど冠詞が聞き取れない」とか小さいことにこだわってパーフェクトを求め出してしまい、自分が望むほどの進歩が見いだせなくなると凹んでしまうという悪循環に陥りかねないので、私はもうディクテーションはやめて、シャドとか普通のリスニングに切り替えています。
自信喪失したら元も子もないですから。

 

ということで、まぁこんな感じです! 

真面目ついでにまたThe Japan Times on Sundayみたいな週刊紙を取ってもいいかなぁとか思わないでもないですが、それすると読書の時間が激減するのでやめておきますw
その代わり、ノンフィクションや真面目な本を読んで娯楽面から攻めていきます。

ということで!
こんな感じの毎日を送っている私なのでしたー。

Between Shades of Gray 読了

洋書レビュー

またまたご無沙汰しておりましたm(_ _)m
実はこの本は「とうの昔に」読み終えていたのですが、アップするのが今になってしまいまして。。。もうダメね、最近サボりぐせが(焦)

ということで、読み終えました、Between Shades of Gray、12-17歳向けのHistorical Fiction です。 

Between Shades Of Gray

Between Shades Of Gray

 

詳しくはリンクをクリックして説明をご覧になっていただくとして笑

前回のポストでも書きましたが、最初はどうもしっくりこず、言葉が響いてきませんでしたので、50%前後の時点でもう一度最初に戻り、集中して読み直した1冊です。

文体としては非常に淡々としているので、時に非常にショッキングとも思える描写もありますが、全体としては非常に「静か」なイメージで物語が進みます。

ソビエト軍により捕らえられ、狭苦しい貨物列車(それも家畜を載せていたと思われる不衛生な)に詰め込まれlabor campへの道のりを描いたPart1、Labor campでの生活を綴ったPart 2、そしてPart 3と3つのパートに分かれていますが、Part 3の終盤、ラストに近づくにつれ涙腺を刺激されます。

正直言って、Linaとその家族が経験したことは想像を絶します。肉体労働を強いられながら、1日の終わりに手にする食事は300g相当のパンだけとか、雪解け水で髪や体を洗うとか、でもそうしなければ生きていけなかったということを考えると、今の私たちは何と恵まれているんだろう、平和なんだろうと思いました。

ただリトアニアに住んでいただけで「罪人」扱いされ、家畜同様の扱い、辱めを受ける・・・人権も何もあったもんじゃない時代。それがまかり通っていたと考えると、Linaたちの人生は壮絶なものだったんだろうなぁと感じます。

キャラクター描写も非常に素晴らしい。ちょっとズケズケとものを言う、自分の素直な感情を隠すことができないLinaと幼いのに純真かつ大人びたJonas、そしてまさに「生まれながらに悪人はいない」という信念を体現化したような母のElena(ロシア語が話せるため、ストーリー中でも重要な役割を果たします)。特に母のElenaが素晴らしい。常に冷静沈着で、かつ心優しい。ゆえにラストはとっても悲しいです。

Linaが密かに恋心を抱くようになるAndriusも素敵です。かといって、いかにもーなラブストーリーにならず、そこがまた良かった。あくまでほんのかすかなplatonicという感じで、恋愛面を前面に押し出さなかったところが個人的には好感を持てました。もし前面に押し出されていたら「あー、またお決まりのパターンか」とちょっとゲンナリしていたかも(^_^;)
とはいえ、Part2の終わりだったかな、LinaとAndriusの関係にある局面が訪れます。ここでのAndriusの言葉が。。。もう、「うわーーーー」って感じでした。
ほのかなんだけど、やりすぎてないんだけど、でも心をガシっと掴まれる。そんな感じでした。

あと、意外な人物の思わぬ「善人」な側面が描かれていたのも、この物語を引き立てた要因ではないかな、と思います。ちょっと切なく、でも心動かされました。「あー、やっぱり心の根っこの部分まで悪人、っていう人はいないのかもな」と。

ラストですが、ここでタイトルの意味が判明します。このタイトルとこのシーンの関連づけ方が私としては「うまいな!」と思いました。そして、エピローグのLinaが後世の誰かに残した手紙ーこれがまたいい!
ここでほのめかされるLinaとAndriusの結末に、私はため息しました。

 

さっきも書いたように、全般的に「淡々と」した文体です。 なので「ドラマチック!」という感じでは、ないです。でもこの側面の歴史的事実はあまり語られていなかったと思うので、そういう意味では読む価値があるのかな、と思います。

物語そのものとしても、ラストに向けて感動するので、興味があったらどうぞ^^